北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
北海道中国工商会 新春聯歓会
2025年2月12日は旧暦の1月15日(十五夜)にあたり、中国では「元宵節」として知られています。この日は家族団欒と万事円満を祈願する春節のフィナーレを飾る重要な日でもあります。

この「元宵節」に、一般社団法人北海道中国工商会は2025年新春聯歓会をプレミアホテルTSUBAKI札幌3階の中国料理「美麗華」にて開催しました。駐札幌総領事館の王根華総領事をはじめ、北海道の経済界、政界、報道関係者、日本の友好団体、商工会議所の代表者、そして会員など、計36名が集まり、新年を祝うとともに交流を深めました。

司会は理事の胡爾西丹氏と申恩哲氏が務め、「山川異域、風月同天」という言葉とともに聯歓会を開幕しました。これは1200年以上前の唐代、鑑真和尚にゆかりのある言葉であり、日中友好と文化交流の歴史を象徴するものです。主催者である田義之理事長は、日中民間交流こそが真の友好を築く力であることを強調し、北海道中国工商会が北海道を代表する中国人経済団体として、中国の成長を北海道経済の活性化に繋げるための活動に取り組んできたことを述べました。そして、「人と人」「企業と企業」「夢とチャンス」をつなぐネットワークを築いていきたいと抱負を語りました。

続いて、来賓として中華人民共和国駐札幌総領事館の王根華総領事が挨拶に立ち、新年の祝辞を述べました。王総領事は、北海道中国工商会の日中経済民間交流への貢献を高く評価し、特に北海道の各界のリーダーとの連携を深めながら、今後の日中経済友好の発展に期待を寄せました。また、総領事館としても全力で北海道中国工商会とその活動を支援し、必要な際にはいつでも協力を惜しまないことを約束しました。

その後、司会が道下大樹衆議院議員および羽立典弘室蘭市議会議員からの祝辞を代読し、乾杯の挨拶は北海道日中経済友好協会の里見英樹会長が行いました。

乾杯の後、参加者は「美麗華」特製の正月料理を楽しみながら、古筝奏者・周禹彤氏による中国伝統音楽の演奏に耳を傾け、和やかな雰囲気の中で歓談しました。その後、副理事長の張相率社長が北海道中国工商会の紹介と入会の案内を行いました。

また、参加者による1分間の自己紹介タイムとプレゼント抽選会も行われ、それぞれが自分の活動をPRしました。抽選会の賞品には、中国の高級土産「架け橋」の名を冠した、今年の干支である蛇をあしらった工芸品の箸と、中国の銘酒・古井貢酒が用意されました。

締めの挨拶は、北海道少林寺拳法連盟の千葉英守会長(元北海道議会議員)が担当しました。今年は札幌市と中国・瀋陽市の友好提携45周年にあたることを紹介し、今後予定されている交流イベントへの参加を呼びかけました。

最後に、参加者全員で集合写真を撮影し、日中友好のさらなる発展を願いながら、新春聯歓会は盛況のうちに終了しました。
2025-02-13