北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
北海道中国会の講演会
12月6日、北海道中国会設立一周年総会後に講演会を行いました。

北海道中国会のこれからの目標を示すため、北海道道庁国際課主幹桜井達美氏の「北海道と中国との絆の強化に向けて」と北海道大学名誉教授・北海道中国会専門家顧問米山道男氏の「東アジアの友好」の講演を行いました。

北海道道庁の櫻井主幹は10月18-19日、北海道知事と一緒に中国北京へ訪問しました。中国の前外相、中日友好協会会長唐家璇と会談し、唐会長の講話精神:・民をもって官を促す ・経済をもって政治を促す ・地方をもって中央を促す また両国の地方間における交流を進める上での3つの側面として①友好・信念を固め、両国関係の大局を維持 ②互恵協力を堅持し、双方の共通の利益拡大 ③草の根の交流を拡大し、中日友好という木を深く国民の中に根ざす。また、この木が根深く茂るようにすること。を伝えました。

また、高橋はるみ北海道知事が中国の大学生向きの講演内容を紹介しました。北海道は日中友好回復の1972年前、1964年から北海道日中友好協会を立ち上げ、1977年の北海道中国展で、当時全道民の八分の一の64万人が出席しました。また、北海道と中国の要人の交流も紹介しました。中国の胡耀邦総書記が来道時、中国の黒龍江省と交流の助言で、1986年、北海道と黒龍江省の連携協定が始まりました。または江沢民国家主席来道時、残された「筆書跡:以徳為隣」は今でも北海道と中国交流の基盤になっています。

米山先生は北海道大学教授在任後期、留学生センターの責任者として、国際交流に積極的に関わっています。退官後、中国のハルピン工程大学外国語特任教師を一年しました。日中友好に尽力する理由を聞いたら、「遠い親戚より近くの他人」のことわざを使って、「日本と中国は同じ東アジア地域で、同じ皮膚色、外見で、他の地域の人と比べると中国人は親しく感じます。」と2008年当時中国の大学でインタビューした時の言葉が残りました。

米山先生は9ページの資料を用意して、日本と東アジアとの関係を紀元前5000年から、年表を作りました。関係が良くない時期を「×」と太い文字を表し、友好の歴史が長いけど、戦争を含めた歴史を忘れてはいけないと語りました。日本は水素関係する技術を持っています。2020年東京オリンピック時に自動車が水素エネルギーとして実現できるでしょう。原発や石油などの環境にマイナスエネルギーを使わなくてもよい時代が来ます。それをもって、世界の平和に役に立つでしょう。EUや東盟など組織があるように、米山先生は東アジア連合()を提唱し、この地域に住む人々は平和で豊かな暮らしを営むことができるようになったらどんなに素晴らしいでしょうと語りました。

最後に孫の言葉をヒントにして、皆さんに横の人と手を繋ぎ、先生の言葉「世界が一つになるまで手を」に復唱して、素晴らしい講演会を終わりました。
2014-12-16