北海道中国会

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李光耀(リー・クアンユー)の挑戦 ― 華語学習と儒学教育の推進
7月10日、第28回札幌大学孔子学院講演会は札幌大学サテライトキャンパス(札幌市中央区北 5 条西 5 丁目sapporo55 5 階)で開催しました。

許 福吉 Xu fuji 氏(シンガポール河洛教育機関最高責任者、シンガポール南洋理工大学終身教授、シンガポール初代首相李光耀(リー・クアンユー)の中国語(華語)教師)は「李光耀(リー・クアンユー)の挑戦― 華語学習と儒学教育の推進」テーマの講演をしました。

【講演概要】

許福吉教授は 2004 年から新しく設置された南洋理工大学孔子学院の学院長に就任し、同時に正式に李光耀シンガポール元首相の華語(中国語)教師も担当することになった。それ以来李元首相が亡くなるまで同氏の中国語学習を指導した。

李氏は晩年において華語と中華文化の学習そして推進を非常に重視していた。李氏はシンガポールの英語学校で勉強してきた方であるが、言語は文化を理解する重要な道具であるとの認識に基づいて積極的に華語の勉強を始めた。李氏は華語の勉強を通して中国の文化を理解し、特に儒教思想に非常に興味を持っていた。李氏は、儒教思想は「自律」を重視する思想だと認識していた。李氏の治国の理念には、儒教思想と法治思想の結びつきが見えている。

本講演は李元首相との交流から見えた李氏の「華語学習と儒学教育の推進」の様子を語る。

講演後、許教授を囲み、懇親会を行いました。

北海道中国会の代表田義之社長、運営委員長陶恵栄院長、事務局長山下泰生さん、顧問菊地榮子が出席しました。
2016-07-11