北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
第51回中国人殉難者全道慰霊祭
半世紀を続けて来た北海道の中国人殉難者慰霊祭、6月26日、今年は51回目を向かえました。当時の発足人は他界した人が多いです。それでも年々続けてしていることは、とても人道的な行為で、感動します。

交流会と慰霊祭の司会者鴫谷節夫さん(日本中国友好協会北海道支部連合会会長)は慰霊祭発足時から毎回参加して、素晴らしい歴史を作る人でした。今回の慰霊祭はまず長年日中友好貢献している二人の死去を追悼します。一人は元日本中国友好協会北海道支部連合会会長山崎幸氏(元八路軍看護婦経験者)と札幌華僑総会会長席占明氏(強制連行逃げた北海道の森に13年潜伏した劉連仁さん身元確認協力した先輩)でした。歴史を検証する人の去っていくことも避けられない事実で、歴史を伝承するのも我々の責任と思います。今年にはいて、2ついいニュースがありました。一つは太平洋戦争中に日本国内の炭鉱などで過酷な労働を強いられたとして中国人の元労働者と遺族が損害賠償を求めていた裁判で、大手金属メーカーの「三菱マテリアル」は今月1日、歴史的責任を認めて元労働者に謝罪し、ひとり当たりおよそ170万円を支払うことで和解しました。最終的には4000人近くが和解の対象になる見込みです。もう一つは劉連仁さん描いたノンフィクション「生きる」は第62回青少年読書感想文全国コンクール入賞し、課題図書になりました。5000増刷しても間に合わないほど、本当の歴史を伝えることになりました。初めて読んだ先生たちは「知らない;恥ずかしい;未来が変わる」などのコメントがありました。北海道中国会の会員は「生きる」の本を購入して、作者森越さんからサインをいただきました。

全道から130名の参加者が慰霊祭に参加し、最後に慰霊太極拳を鑑賞して、参加者間の交流を深めました。

北海道中国会の代表田義之氏と運営委員長陶恵栄をはじめ、12名会員と留学生が第51回中国人殉難者全道慰霊祭と交流会に参加しました。

来年は第52回目の慰霊祭は、主催者側から新たな時代を続ける、斬新な気持ちと形を開催したいと宣言しました。
2016-06-28