北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
第59回中国人殉難者全道慰霊祭
2024年6月最後の日曜日である30日に、北海道後志管内仁木町の仁木町民センターで第59回中国人殉難者全道慰霊祭が開催されました。

午後1時半、例年の慰霊太極拳の代わりに、昨年からの参加であるおたる潮太鼓の演奏が行われ、交流会なしの慰霊祭が始まりました。10分余りの太鼓演奏の後、真宗大谷派北海道教区北第三組(教照寺、正念寺、浄秀寺、法泉寺、宝海寺)の五名の僧侶による勤行が行われ、参加者100名余りが焼香を行いました。

その後、仁木町町長佐藤聖一郎氏の代理で副町長の林幸治氏が慰霊の言葉を代読し、中国人民共和国駐札幌総領事館総領事王根華の代理で副総領事の夏少傑氏が追悼の言葉を述べました。さらに、北海道知事と議長の弔文報告も行われました。挨拶は、世話人代表である小樽商科大学学長穴沢眞氏の代理で、世話人の寺本千名夫氏が代読し、北海道華僑華人代表の呉敦氏も挨拶を行いました。閉会の挨拶は、仁木町議会議長の横関一雄氏が行いました。

今回は、北海道大学、室蘭工業大学、北洋大学(苫小牧)の留学生と苫小牧市役場務めいる王慶娟と主人趙博と息子一家など多数参加しました。

日本中国友好協会の小川勝美理事長が閉会挨拶をし、参加した各団体の紹介や特に留学生に感想を述べさせました。来年の第60回慰霊祭には、中国からの参加者も予定しており、皆さんの参加を期待しています。最後におおぞら法律事務所の先生から、9月22日に中国人強制連合記念碑除幕式が開催される案内があり、多くの参加を呼びかけました。

北海道中国会の運営委員長陶恵栄氏をはじめ、父の陶信夫氏(90歳)、母の陶永芳氏(87歳)も三人で参加しました。

日本側の参加者には高齢者が目立ちました。世話人代表の北海道大学法学部大学院の吉田邦彦教授は、中国の広東外語外貿大学法学院の雲山特別教授に赴任中ですが、今回の慰霊祭のために帰国しました。しかし、飛行機の都合で会場に着いた時には慰霊祭が終了しており、会場で待っていた鴫谷節夫会長夫妻と交流しました。
2024-07-04