北海道中国会

北海道と中国との文化交流、経済交流促進に努め、
北海道にいる華僑華人発展の支援及び北海道地域経済振興に寄与する
 
孫振勇氏総領事「中国経済の現状について」講演会
11月29日午後、札幌商工会議所国際交流・観光課主催の「平成28年度中国語講話」が北海道経済センタービルにて開催されました。
 
昨年度は田義之代表が行いましたが、今年は中華人民共和国駐札幌領事館総領事 孫振勇氏が迎えられ、「中国経済の現状について」というテーマで中国語にて講演されました。

主催者は、札幌市の中国語が堪能なビジネスパーソンの中国語スキルと国際感覚の向上を目的としておりました。これに日本人、中国人半数の約30数名が参加しました。北海道中国会賛助会員である花島徳夫もスキルアップを目指して参加しました。

孫総領事は、昨年5月に札幌に赴任され一年半が経過したことから話しを始められ、以前黒龍江省佳木斯副市長をされてたことにも触れられました。話しは多岐に渡りこれまでの30年間に起った、人口移動、経済の快速発展、GDPなどの変動について具体的な数字を挙げ話されました。

出身が山東省とのことで、餃子を現地では「ギョーザ」と
言う話しをすると、皆さんから笑いが出ました。孔子についても言及されました。孫総領事は、北海道の主要なる観光地には既に行かれているようで、特に登別温泉については詳しかったです。

昨年度北海道を訪れた中国人観光客は55万人と増え続けており、その受け入れ態勢が間に合っていないようです。
中国と日本の経済、文化、歴史の関係から、「一帯一路」について言われました。それは「丝绸之路経済帯(シルクロード経済の帯)」と「21世紀海上丝绸之路」。2000年来、中国と日本は互いに関わりを持ってきました。これからも両国並びに北海道民の人々共に中日友好のために努力、団結して更に発展させましょうと講演を終えました。参加者より孫総領事へ大きな拍手が送られました。

(花島徳夫記)
2016-12-02